着物 de 通勤！　第2章　神社に暮らす

春のお彼岸。ご先祖様をお迎えして、うららかに、、、
と彼岸明けからの連日、家族、親族を想う日々になりました
お祝いごとと、悲しい事が重なる日々

家族って何だろう？
家族になるって何だろう？
親族って何だろう？
ご縁って不思議だなぁ、、、と改めて思う毎日に



慶びごとの一つ。　次男さんがめでたく入籍♡
両家顔合わせの席に同席させて頂きました。
お祝いの席のお着物♪　祖母が紡いで母が着ていた藍染の大島。
亀甲模様なので、それに合わせて亀甲模様の紅型染の帯♪

旦那さんには亡くなられた奥様との間に二人の息子さんがいらっしゃいます
こんな晴れの席に、私までお声がけ頂き同席させて頂けたことに感謝♡
お嫁さんのお母様、なんと同学年！
そっかぁ！私もこんな大きな子供がいてもおかしくない年なのねぇ、、、と改めて感心。
『母』という訳にはいかないけれど、二人の相談相手になっていけたらなぁと思うのでした

お式はまた改めてという事で、御祝いにアレンジメントを♡
幸せそうな二人の笑顔♡
新たな門出と新しい家族に乾杯♡



親族との春の１日も。
旦那さんのお母様のお里になる菅原天満宮の春祭り。
毎年、旦那さん、長男さんとお手伝いがてら、ご親戚の皆さんに会いに伺うのが楽しみに♪

春のキラキラと輝く陽射しの中、筆祭が催行されます。
さすが、学問の神様。大勢の家族連れがお参りに
この親子の皆さん、おじいちゃん、おばあちゃんにお孫さん、ご縁って凄い事だなぁ～と

この参進の御行列のみなさん、全員、親族。
最初の頃はあまりピンと来なくて、旦那さんのご親戚という感覚でいたけれど、
少しずつ自分も親戚になっていくんだなぁ～という感覚が♪


ご参列のみなさんの無病息災を祈念して行う悪斬祈祷
ご参列の皆さんにも家族があり、ご親族があり、、、
人間の繋がりって本当にすごいなぁと。。。

急にそんな想いを抱いたのは、悲しいお別れがあったからかなぁ、、、
長男さんのお嫁さんのお父様が急にご逝去されたのです

数えるほどしかお目にかかったことはないけれど、
お孫ちゃん達のお祝い事でご一緒したり、
お嫁さんやお孫ちゃん達から様子を聞いたり、近い存在に感じていただけに
あまりに急なお別れに言葉もなく、、、

家族って。。。
知らない土地に旦那さん１人が近しい人と嫁いで来たけれど、、、
そこに既に旦那さんの家族である息子さん達、お嫁さんとお孫さんがいて、
お嫁さんの家族がいて、さらに、旦那さんやお嫁さん達のご親族もいて、、、
自分は他人でその中にポツンと入った気が最初はしてたけど、、、
時間を重ねていく事で、新しい絆が築かれていくんだなぁ～
それがちょっとずつ、家族という特別な人間関係として構築されていくんだなぁ～

ご先祖様があって、今の自分がこの世に生まれて、今の家族、親族の皆さんい出逢って
日々を迎えているって、、、

上手に表現できないけど、なんだか、果てしまなく凄い事なんだなぁ～
そして、受け入れて頂いてる家族の皆さんにも感謝なんだなぁ～
と思ったのでした

読まれてもよく解らないですよね（汗）
スイマセン！何だか、すごーく、じわ～っと感動しているもので

岸家のみなさま、ありがとう



ｋ

3/16は家の御津神社の春祭り♪

１年にある数々あるお祭りの中でも、秋の例大祭に次ぐ大事なお祭り。
秋の大祭は収穫や豊漁に感謝するお祭り
春は、その収穫がある様に、豊漁がある様にと神様にお願いをする祈念祭

まずは午前中の例祭に始まり、午後からは漁協関係者の皆様をお迎えして特別なご祈念をします

昨日の大荒れ模様と違って晴天！
春の陽射しが燦々と♡

特別なお祭りなので宮司も正装。
お雛様や平安時代の時代劇に見るような装束を纏います

この装束、前後から着付けのお手伝いをして頂いて、いつも着てます

下の袴はバルーンスカートみたいに袋状になってるんですよ～

上衣は重ねで、昔は色合いが官職や身分で決まっていたのだとか、、、
神職さんも袴の色や模様、正装の色で身分が決まってます。

お昼のお弁当は魚一さんにお願いしました♪
春のお祭りらしい、華やかなお弁当♡
美味しかった～♡　いつもありがとうございます


午後からの豊漁を願う特別なご祈念

御津は漁師町。漁業に携わる町民が多いのです

漁がありますように、そして、海での危険を伴う航海と仕事の無事を祈念

神様に一番のお願いごとをする時のお祭りは、湯立て神事に始まります

湯を沸かし、神職が代表し、自分に穢れが無い事を神様に証明するために
湯に手を浸け、穢れが無ければ火傷をしないと。。。

そのお湯で境内、周囲、神職、参列者をすべて浄めてて行きます


その後、神様にご祈祷。御津の皆々様の日々の幸せ、豊漁、豊作、安全、、、
お願いごとを申しあげます


その後で、神様に喜んで頂ける様に、お供え物とは別に、神楽舞を奉納
御津はやっぱり豊漁祈願なので、恵比寿さんの舞が多いかな？
笹を竿にみたて、先には沢山のお魚が♪
この恵比寿舞の鯛を貰うと豊漁になると伝わっていて、舞い納めた後、神様に捧げ、後日、漁協にお届けするんです♪

お祭りの後は、神様と一緒にお供え物を頂きます
直会（なおらい）と呼ばれています
本当に神様と一緒に、拝殿で♪

春の陽射しを燦々と浴びながら♪
神様に見守られながら♪
今年の漁はどうな風にする？　
賑やかに、笑顔一杯で、、、

今年も良い春のお祭りを迎える事が出来ました！